コーヒー好きSEのblog

コーヒー好きSEによる不定期日記

転職エージェント利用の注意点

転職エージェントと利用する際の注意点について書きます。

 

本題の前にまず、転職エージェントの仕組みついて。

求職者は転職エージェントを無料で利用することができます(一部有料サービスもあり)。エージェント会社は求職者が就職したときに、就職先企業から成功報酬を得ることができます(求職者の初年度年収の30%程度)。さらに、エージェントは成績によって給与が大きく変動します。

このため、エージェントは求職者を熱心にサポートしてくれます。

 

 

エージェント利用のの注意点

  • 内定を得た際、エージェントは求職者の内定辞退を避けるべく、猛アピールしてくる
  • エージェントによって能力差が大きい
  • エージェントから企業に送付される推薦状の内容が怪しい

 

まず一つ目について。今回、私は2社のエージェント経由でそれぞれ内定を得たため、どちらのエージェントからも「この会社に就職しろ」という圧力がありました。全く内容のない電話が毎日ありました。例えば、「この会社ならあなたの能力を活かすことができる」とか「先方もぜひ来てほしいと言っている」とかです。私から「年収が低い」と言えば「副業すれば大丈夫」と言い、私から「最終面接時に私の希望する業務内容ではないことが判明した」と言えば「将来的には希望業務を担当する可能性があるから大丈夫」とか言う始末。結構イラッとするレベルで電話が来ます。

 

二つ目について。書類選考通過すると次はエージェントとの面接対策になりますが、こちらから依頼しないと面接対策してくれないエージェントや面接対策の日程調整ができないエージェントがいます。例えば、「9/7(水)に書類通過して9/14(水)に面接」というケースで、9/12(月)の夕方になって突然「9/13(火)の13:00に面接対策しますのでご来社ください」とか言ってきます。なぜもっと早く言ってこないのか!

 

三つ目について。企業に応募した際にエージェントは求職者が作成した履歴書・職務経歴書と共にエージェントが作成した推薦状を企業に提出しています。しかし、この推薦状は求職者に公開されておらず、悪いことに離職理由や前職の業務内容が不適当な場合があります。面接で離職理由は必ず聞かれますが、推薦状と食い違いがあると突っ込まれます。推薦状は最初にエージェントと会話した内容から作成され更新されない様子ですので、推薦状の内容を確認して必要に応じて修正を依頼すべきです。

祝!転職活動終了

内定ゲットしました。いやっほーい!

 

応募結果は下記のとおり。

全54戦

----------- 48敗 -----------

書類選考落ち:40

1次面接落ち:4

2次面接落ち:3

3次面接落ち:1

----------- 3引分け -----------

書類選考辞退:1 (他社内定獲得のため)

2次面接辞退:1 (通勤時間が片道2時間かかるため)

1次面接辞退:1 (他社内定獲得のため)

----------- 3勝 -----------

内定:3 (2件は年収低いため辞退)

----------------------

 

内定を得た会社の紹介ルートは下記のとおり

DODA:1

JAC:1

エン転職(非エージェント):1

 

面接の失敗経験

面接での失敗について書きます。

 

うまくできなかった点について転職エージェントにアドバイスを求めた際に得た知識など書こうと思います。

 

【ケース①】 志望動機や自己PRをさせてもらえなかった

【状況】 ある面接で、先方からの質問に受け答えするだけで経歴や志望動機を話す機会がないまま面接が終了しました。結果、「志望動機が弱いと感じた」というコメントと共に落ちました。

【アドバイス】 志望動機を聞かれない場合は最後のこちらからの質問タイムに「志望動機を語る」という手法があるそうです。具体的には、「私は御社の〇〇に興味を持ち私も関わりたい(志望動機)と考えていますが、その業務に就くことは可能でしょうか?」という質問をする。自己PRについては「私は〇〇に強みを持ち御社でもこの強みを活かして貢献したいと考えています。この〇〇を活かすことは可能でしょうか?」という具合だそうです。

 

【ケース②】 前職会社概要の説明不足

【状況】 2次面接で、面接官は1次面接者(3名)+偉い人(1名)というケースにおいて、前職の会社概要を省略して話しました。なぜなら、前職は会社はホールディングス制のIT子会社であるものの、職種は社内SEでした。そのため、「前職は〇〇(親会社)の社内SEとして働いていました」と説明しました。しかし、履歴書上は子会社の名前になっており、いわゆる他社常駐型のSEと思われていました(親会社と子会社の名前に共通点がなかったことも誤解の一因でした)。

【アドバイス】 このケースのように、1次面接と2次面接で同じ面接官がいる場合でも、1次面接時と同じ内容を話すべき。むしろ、1次面接時と異なる説明をする方が、1次面接の面接官に混乱や誤解を与えるため好ましくないそうです。

 

【ケース③】 業務内容の希望を言い過ぎた

【状況】 上流工程を得意としているため今後も上流工程に携わりたい、と自己PRした結果、企業から「上流工程だけでなく下流工程も担当してもらいたかった。方向性が異なるため不採用」と連絡がありました。

【アドバイス】 まずは企業側の求める人材像を把握するべき。エージェントに事前ヒアリングしたり、面接で「私は上流から下流まで幅広く経験がありどの工程でも担当できますが、どのような業務内容を想定しておけばよいでしょうか?」などと質問するとよいそうです。

 

とりあえず、一通り書きたいことを書いたので、次回からはフリーに書こうと思います。

履歴書と職務経歴書

履歴書と職務経歴書について。

エージェントに指摘された点や、面接で取り上げられた点について書きます。

 

【履歴書】

・扶養家族

結婚しているか、子供は何人いるか、子供の年齢・性別は面接で必ず聞かれました。

アラサーになると家族がいるほうが好印象のようです。

家庭がある=養う責任がある=すぐに退職しない、という考えだそうです。

 

・大学から大学院への進学理由、大学院からの就職理由

 進学から初回の就職、そして今回の転職までに一貫した理由や考え方があるかどうかを問われることが多いです。

”本当は”もっと遊びたくて大学院に行ったとか、有名な大企業の学校推薦があったからなんとなく乗っかって就職したとか、上司がクソいから退職したとか、本音はぐっと抑えてそれっぽい理由を考えておく必要があります。

 

職務経歴書

・マネジメント経験

部下は何人か、部下をどう育てたか、予算管理の経験あるか、外注管理の経験あるか、成果物管理の経験あるか、などが問われました。

 

・得意スキル

職務経歴書には作法(?)に従って業務で使用経験のあるプログラム言語やミドルウェア、また業務経験なくても勉強したスキルを記述しているため、その中の習熟レベルが見えにくいです。そのため、面接では一番の得意スキルとエピソードを求められることが多いです。

 

・具体的なエピソード

これはエージェントの指摘です。1つか2つ程度の異なる業務経験のエピソードを記述するとよいそうです。

エピソードの書き方は「1.背景(状況説明)」「2.課題」「3.課題への考え」「4.取組み内容」「5.まとめ」の順で書きます。

ざっくり言うと、「1.とあるプロジェクトで」「2.このままではヤバいと思った」「3.そこで自分はこうすればいい感じになると考えて」「4.行動した結果うまくいった」「5.こんなことを学んだ」という内容です。

全部で12行程度にまとめ、目安は背景が2行、課題が1行、考えが3行、取組みが5行、まとめが1行くらいです。

ポイントは、「3.課題への考え」が最も重要な点です。課題への取組み姿勢を示し、何を考えたか、またなぜそのように考えたか、を端的に記述する必要があります。

このエピソードの書き方は経験がないと難しいので、うまく書けない場合はエージェントに添削してもらうことをお勧めします。

 

 

次回は面接時の失敗談について書きます。

思い出すだけで凹みます。

システムエンジニア求人トレンド

今日は面接でした。

この暑さでネクタイしてスーツ着て長時間徒歩はしんどいです。

良心的な会社はエージェント通じて「クールビズの格好で来てね」と言ってくれます。

 

今回は求人のトレンドについて。

多くのSierの求人は「金融」「自治体」「医療」が大半を占めています。

そもそもIT投資は金融と自治体が大多数ですので、当然といえば当然です。

詳細は下記の記事の2ページ目をどうぞ。

itpro.nikkeibp.co.jp

 

さて、今のトレンドは医療のようです。

特に、WEB系の会社が次々参入しているとある会社の面接で伺いました。

医薬系では国のジェネリック支援がきっかけとなって新たな仕事の枠組みが必要となり、それを迅速にサポートするシステムが求められているそうです。

ここでは、スピードが大変重要になるため、従来のJavaや.Netなどによる重量級のシステムではなく、html,css,JavaScriptによる開発速度が速い(かつ見た目がかっこいい)システムが企業には受けが良いそうです。

私が面接した会社では、

  • スピード重視のためにドキュメントをほぼ作成しない
  • 優秀なプログラマが一気に作り上げる

とか言っていましたが、私のような大企業のIT部門で従来のウォーターフォールのやり方が染みついている人には馴染みませんでした。

 

社内SEの求人についても医薬系と金融系は多いと感じています。

有名な医薬品企業が大量に求人を出しています。

また、東京では金融機関のシステム部門の求人も目立ちます。(関西には求人ありません)

 

残念ながら、医薬系企業は英語必須だったり、同業他社からの転職歓迎だったり、Sierでの医薬系システム経験が必須だったりするため、私には応募資格すらありません。

 

 

最後に、社内SEの求人で常に掲載されているのは、経理系システムの経験者です。以前勤めていた会社でも経理系システムの担当者は大変そうで人手不足の様子でした。

社内SEで転職するなら、「英語」と「経理」がポイントになると思います。

 

 

次は、履歴書と職務経歴書について。

エージェントのアドバイスや面接に有効だった点を書こうと思います。

転職サイト・エージェントの利用について

 順に書いていきます。

※以下感想は本ブログ掲載時に私の主観に基づき、また後述の希望求人にのみ適用されるものです。各社のサービス全体の評価でないことをここに明記しておきます。

 

まず、前提。

志望求人は以下のとおり。

職種:社内SE or 自社内エンジニア(クライアント常駐はNG)

勤務地:関西

 

そして、結論。

おすすめサイト:エン転職

おすすめエージェント:リクナビJAC

 

理由は以下のとおり。

----------- サイト -----------

リクナビNext、エン転職、マイナビ転職を利用した結果、現在引き続き利用しているのはエン転職のみになりました。

その理由は、独自求人が多いからです。

詳細は後述しますが、リクナビエージェントには大量の求人がありますが、エン転職には他サイトやエージェントにはない独自求人があります。しかも、質の良い求人があります。

ただ、求人数自体は多くはないので、別サービスとの併用が必須です。

 

ちなみに、リクナビNextは独自求人が少なく、また、希望に沿わない会社ばかりでした。このサイトの求人内容は他サイトや各種エージェントで十分にカバーできると判断しました。

次に、マイナビ転職ですが、そもそも求人数が少なく、新規掲載求人もリクナビNextと同じものばかりでした。

 

----------- エージェント -----------

依頼したエージェントは、リクナビ、エン、DODAJACアデコ、レバテックキャリアの6社です。

引き続き利用しているサービスはリクナビDODAJACの3社です。

それぞれの感想です。

リクナビ:最も素晴らしい点は非公開求人がすべて検索可能な点です。志望が変わったり、他業界に興味が出た際に手軽に検索できます。また、求人は毎日更新しているため、情報を得られる速度が速いです。そのほか、自分で書いた職務経歴書の内容をレビューし、アドバイスをくれたのはここだけでした。また、書類選考が通ると必ず電話か対面で面接対策のアドバイスをくれます。私の担当エージェントだけかもしれませんが、SE業界の鳥瞰図を使って志望に合わせた業界や方向性をアドバイスしてくれたのもここだけでした。ただ、志望求人の自動メール配信がうまくいかない(送信設定のうち一部しか送信されない)のが残念です。

 

エン:独自求人を持っている様子ですが、絶対数が少ないのかあまり紹介をしてもらえませんでした。たま~~に求人紹介がありますが、他サービスにあるものや応募要件を満たしていない求人ばかりでした。

 

DODA:おすすめにはしていませんが、利用しています。このサービスは検索可能な求人数が多く、更新量も多いです。それに加えて非公開求人もあります。しかし、ほとんどの求人がリクナビとかぶっており、かつリクナビの方が先に掲載されるので、たまにある独自求人狙いです。面接対策もなく、サービス面はやや不満です。特に、「採用プロジェクト担当紹介求人」は最低です。こちらの希望に全く沿わない求人が毎日送られてくるので大変不満です。

 

JAC:求人数は少ないですが、企業とのつながりが強い印象です。特に、面接対策には専門の担当者と対面練習があったり、ホームページなどにはない有用な独自情報を持っていることが多いです。リクナビJACから同時に求人紹介があった場合にはJACの方が有益と思っています。

 

アデコ:初回の求人紹介は他サービスとかぶっており、その後半年で1回しか連絡がありませんでした。

 

レバテックキャリア:関西の拠点立ち上げ時期だったようで、面談の依頼をしたものの、連絡がありませんでした。なので実質は未利用です。

 

 

----------------------

ちなみに、転職サービスを利用せず、直接企業ホームページから応募したこともあります。

3次面接まで行った会社は直接応募でした。企業の担当者も「直接応募は珍しい」と言っていました。

いくつか調べてみましたが、リクナビエージェントで検索できる求人は企業のホームページの中途採用には掲載されていないことがほとんどでした。外資系は企業ホームページに掲載されていますが、日本企業は全く掲載されていません。

そのため、新聞などで興味惹かれる企業を見つけた場合にはリクナビエージェントのサイトで検索して応募しています。

また、履歴書と職務経歴書の情報を入力するのが大変に面倒です。しかも、セッションタイムアウトが10分程度に設定されている企業もあり、志望動機などはすべて別にテキストで作成してからコピペ対応が必須です。

 

 

今回はここまでです。

次は、システムエンジニアの求人トレンドについて書く予定です。

転職活動記の目次

下記の順に書いていこうと思います。

 

1.転職サイト・エージェントの利用について

2.システムエンジニアの求人トレンド

3.履歴書・職務経歴書のポイント

4.面接時の失敗談

 

ちなみに、現在の状況は下記のとおり。

全53戦

----------- 46敗 -----------

書類選考落ち:38

1次面接落ち:4

2次面接落ち:3

3次面接落ち:1

----------- 7選考中 -----------

書類選考中:5

2次面接待ち:1

1次面接待ち:1

----------------------

利用転職サイト:2

利用転職エージェント:5

 

落ちまくりなので、反面教師的に記録を残したいと思います。